中野産婦人科

無痛分娩

無痛分娩とは? 

分娩中の痛みを和らげつつ出産する手段として、当施設では主に「硬膜外麻酔」を導入しております。 

硬膜外麻酔の実施方法は、腰の部分から背骨内の硬膜外腔と呼ばれる空間に、細く柔らかいカテーテル(管)を挿入します。そこから、局所麻酔薬をわずかずつ注入することにより、陣痛に伴う子宮の痛みや赤ちゃんの頭による産道(子宮口、腟、骨盤)の拡張に起因する痛みを軽減します。 

ベッドに横向きに寝た状態で管を挿入し、管から麻酔薬を注入することで痛みを取ります。 

痛みを取りすぎると陣痛も弱くなってしまうため、すべての痛みは取りません。

中野産婦人科では2024年2月より無痛分娩を開始いたします。

計画無痛分娩の料金は経産婦7万円、初産婦8万円です。

お産の痛みの伝わり方
硬膜外麻酔
硬膜外麻酔(拡大)

当院の無痛分娩についての特長 

中野産婦人科は、安全な無痛分娩の普及を目指すLA Solutionsに加盟しています。 

定期的にLA solutionsによる麻酔の監督を受け、個別に配慮された診療と無痛分娩を提供しています。 

医療スタッフは緊急時の対応を含め、十分な麻酔トレーニングを受け、安全教育を徹底し、緊急時に迅速に対応できる体制を整えています。 

無痛分娩中は麻酔管理下の分娩として取り扱われ、十分な注意と観察を行います。 

無痛分娩までの流れ 

  1. 外来にてお産したい日程を計画する
  2. 計画に従って入院
  3. 硬膜外麻酔の挿入
  4. 子宮頸管を広げる処置や陣痛促進剤などを使用し、陣痛をつける
  5. 子宮口開大(4~5cm前後が目安)を確認
  6. 硬膜外麻酔の開始
  7. 出産

無痛分娩のメリット・デメリット

メリット 

  • 陣痛の強い痛みを和らげることができます。
  • 痛みに対する不安、恐怖心を軽減することができます。
  • 産道の弛緩効果が得られます。
  • 分娩後の体力が温存されます。
  • 分娩後の縫合の痛みが殆どありません。
  • 痛みが緩和されることにより、血圧の上昇が抑えられます。
  • 痛みによる帝王切開を回避することができます。

デメリット

  • 陣痛が弱くなるため、陣痛促進剤の使用を行ったり、補助分娩となることがあります。
  • 頭痛(1%程度)、かゆみ、体温の上昇、血圧低下、出血量の増加、足の力が一時的に入りにくくなる、などがおこることがあります。
  • 硬膜外カテーテルが誤って他の部位に挿入されるリスクがあります。硬膜外麻酔で使用される麻酔薬が血管内に漏れると、局所麻酔薬中毒(痙攣)が発生する可能性があります。さらに、麻酔薬が脳脊髄液に漏れると、全脊髄くも膜下麻酔が引き起こされることがあります。

麻酔中は患者の全身状態を注意深く監視し、これらの症状を最小限に抑えるよう努め、万が一発生した場合には適切に対処を行えるようトレーニングを行って無痛分娩に臨んでおります。

当院は計画無痛分娩で行っております。
動画もご参照ください。

 

当院は無痛分娩関係学会・団体連絡協議会に参加しています。

 

診療項目

  • 産科
    妊婦健診・出産・産科手術・母親教室・乳児健診・両親学級・骨盤教室
  • 婦人科
    婦人科一般外来・子宮ガン検診・不妊症相談・更年期相談・ホルモン補充治療・思春期相談・受胎調節・避妊相談

※お身体のことで心配なことや不安を感じられましたら、ご相談ください。
里帰り出産も承ります。ご相談ください。

診療時間

診療時間
午前診
9:30〜12:30
午後診
17:00〜19:30

休診日:水曜・祝日

※ 毎週月曜日、土曜日は中野和俊医師になります。
※ 日曜日も診療しております。
※ 受付は診療時間の30分前から開始いたします。
※ 診療は予約制ではありません。

連絡先

TEL.0742-30-0039
FAX.0742-30-0036