中野産婦人科

診療案内(婦人科)

初めて受診される方へ

  • 初めての受診の際は、保険証、基礎体温表や月経周期のメモがあればご持参下さい。
  • 初診では、問診と内診を行います。 服装は、受診しやすい服装をお勧めしております。
  • 他の病院で受診されている方は紹介状をご持参ください。
  • 検査結果をお持ちの方は来院時ご持参ください。
  • クレジットカードは対応しておりません。
  • 初診時、問診票を事前に印刷、記入してお持ち頂けますとご来院時の受付等がスムーズです。(院内にも問診票がございます。来院時にもご記入いただけます。)
  • 当院は予約制ではありません。どなたでもお気軽に受診してください。予約ではなく順番に受付するシステムです。
  • 順番の受付は直接来院でもLINE順番受付どちらでも可能です。
  • LINE順番受付をした方は受付で「LINEで順番を取りました。」とお声がけください。
順番待ち受付時間 
8:00〜11:00⚪︎⚪︎⚪︎×⚪︎⚪︎⚪︎
15:30〜18:30×⚪︎××⚪︎××

診療案内

子宮がん検診

内診台に乗るイメージです
経腟超音波を行う新型の装置です
自動で動く内診台です

婦人科検診は2年に1回以上の検診が推奨されています。
婦人科のがんは子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんがあります。
市町村の検診では子宮頸がん検診を行っています。
子宮体がん検診、超音波検査はご希望がある方や症状がある方に行っています。
超音波検査は自費で3,000円です。
子宮がんには子宮の出口にできる子宮頸がんと、子宮の奥の内膜にできる子宮体がんがあります。
どちらのがんも早期発見、早期治療を行うことで治癒が期待できるがんです。
初期の子宮頸がんは症状が全くないため、検診以外で発見することはできません。
ごく初期であれば子宮の出口を切除するだけで治療することができ、妊娠出産も可能です。
子宮体がんは50代に多く発生するがんで、出血を初期症状にすることが多いですが、無症状の方もおられます。
若年では月経のたびに子宮内膜が剥がれ落ちますが、閉経すると月経がなくなるため多くなります。
近年増加傾向にあるため、注意が必要ながんです。
症状がある方や超音波で子宮内膜が分厚い方、体がんについてご不安な方に検査を行っています。
卵巣がんは進行しなければほとんど症状がないがんで、早期発見が難しいがんです。
服がきつくなる、おなかが出てくるなどの症状がありますが、その症状も一定以上、進行した際に出現します。
超音波などの画像検査で見つけられることがあります。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンは子宮頸がんや尖圭コンジローマ、腟がん、肛門がんなどの原因であるヒトパピローマウイルスに対するワクチンです。
当院では子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9)の接種が可能です。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
ワクチンの接種スケジュールは年齢によって違い、一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。
公費接種の方は無料でワクチンが受けられます。
奈良市の子宮頸がんワクチン接種ページ厚生労働省のページも御覧ください。

子宮筋腫

子宮筋腫とは?

子宮はほとんどが筋肉でできています。
その筋肉から発生したコブが子宮筋腫です。
子宮筋腫は女性の5人に1人が持つ病気です。
良性の腫瘍で、大きさや筋腫の場所によって症状が大きく異なります。
場所によって漿膜下筋腫、粘膜下筋腫、筋層内筋腫に分けられます。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫ではほとんど症状がない方が大多数です。
症状がある場合は月経の量が増えたり、月経痛、腰痛、頻尿などが主なものです。
子宮筋腫の場所やサイズにより、症状の種類や強さが大きく変わってきます。

子宮筋腫への対応、治療

サイズが小さく、症状がない場合は半年毎に経腟超音波で観察を行うことが多いです。
月経の量の増加によって貧血などの症状が出たり、高度な月経痛、赴任などの原因となっている場合は治療が必要です。
主な治療は手術療法、月経に対するピルやホルモン剤でのコントロール、筋腫への血流のカテーテルでの遮断などがあります。
必要や症状に応じて経過観察や治療選択を行うことになります。

子宮内膜症

子宮内膜症は本来子宮の中にある子宮内膜が子宮の中以外の場所にできてしまう病気です。
月経のある女性の約10%にみられます。
症状としては月経痛、月経時以外の下腹部痛、腰痛、性交痛及び排便痛などがあります。
子宮内膜症が卵巣にできると卵巣チョコレート嚢胞と言われる腫瘤をつくり、子宮の筋層にできると子宮腺筋症という病気になります。放っておくと症状が進行したり、不妊症の原因になったりします。診断は自覚症状、内診、画像診断、(エコー検査、MRI検査など)で診断します。
治療法は内服薬、漢方、手術などがあります。

卵巣の異常

卵巣の病気は主なものは卵巣嚢腫、卵巣癌などがあります。卵巣の病気のほとんどは自覚症状がありません。病気が進行して腫瘍がかなり大きくなって初めて異変を感じるというのがほとんどです。
卵巣は月経周期に合わせて大きくなったり、戻ったりします。ときに卵巣がどんどん大きくなっていくことがあります。お腹が張っている感じが頻繁にあり、不快感や違和感がある場合、また腰痛が持続する場合も卵巣の病気が考えられます。
子宮内膜症・卵巣嚢腫などの良性腫瘍、卵巣癌などの悪性腫瘍といろいろあります。エコー検査を受けることで見つけられる可能性があります。

ホルモンバランスの乱れ・更年期障害

女性の身体はホルモンの影響を受けています。就職や入学、結婚などで生活に変化があったり、仕事のストレスや年齢を重ねることでホルモンバランスが崩れ、生理不順になったり、不正出血がおきたり体調が悪くなったりします。
女性ホルモンは脳からの命令で卵巣から分泌されます。脳はストレスにとても敏感なため、日々の生活でストレスが加わると女性ホルモンの分泌に変調をきたします。また女性ホルモンは年を重ねていくうちに徐々に減少していきます。こうした時、冷え、のぼせ、めまい、肩こり、動悸などの更年期症状が出てきます。
治療にはホルモン剤や漢方薬、安定剤などを補充することで改善がみられることが多いです。

月経トラブル

①月経痛、月経困難症:生理痛がひどい。
②量の異常:生理の量が多いまたは少ない。
③月経不順:生理の周期がバラバラ。
④不正出血:生理以外の時に出血する。茶色のおりもの。
⑤無月経:生理が止まった。
⑥月経前症候群:生理の前になると体調が悪くなる。(イライラ、頭痛、肩こり、便秘など)

まず、内診や超音波検査で子宮や卵巣に異常がないかどうか確認します。血液検査(ホルモンバランスの異常)も必要に応じて行います。
月経の異常から重大な病気がみつかることもありますので、気になることがあれば受診してください。

性感染症

「おりものが気になる」「パートナーからの感染が心配」など気になったら受診してください。
放置しておいて将来、不妊になったり出産に影響を及ぼすこともあります。性感染症はクラミジア感染が最も多く、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋病、梅毒、HIVなどがあります。無症状のことも多いので検査をすることが大切です。
診断がつけば、内服や塗り薬を使用します。

不妊症

内診、エコー検査、血液検査(ホルモン検査を含む)を行い、結果に応じて治療を行います。
基礎体温のチェック、タイミング指導、排卵誘発を行っています。
人工授精、体外受精などの高度不妊治療が必要な場合は専門の病院を紹介いたします。

ピル(経口避妊薬)について

経口避妊薬はきちんと服用した場合、99%の避妊効果があります。また、生理痛の軽減、月経量の減少、生理不順の改善、月経前症候群(PMS)の緩和などの効果が認められます。事前に生理日が予測できたり、生理日の移動も可能です。排卵を抑えることで卵巣を良好な状態に保ち、卵巣ガンのリスクは低下します。
但し、次の方は服用できません。
喫煙者(35歳以上で1日15本以上)、血栓性素因のある方、肝障害のある方、冠動脈疾患のある方、高血圧のリスクのある方など。

緊急避妊薬について

避妊に失敗した場合のお薬として緊急避妊薬があります。モーニングアフターピルと呼ばれることがあります。
性交後72時間以内に服用することで妊娠を防ぐことができます。内服は早ければ早いほど避妊の効果が高くなります。妊娠阻止率は85%程度です。
緊急避妊薬を処方する場合は通常は内診は行いません。患者様から内診の希望がある場合は行います。
副作用として吐き気、頭痛、不正出血などがみられることがありますが、一時的です。
費用はノルレボ錠1.5mgが15,000円です。ジェネリックのレボノルゲストレル錠 1.5mg「F」は9,000円になります。
また、継続した避妊をご希望の場合は経口避妊薬もご希望に沿って処方します。
その場合は緊急避妊薬を内服後、次の月経が来たら経口避妊薬を開始することになります。

麻酔を使った中絶手術

プラセンタ注射

赤ちゃんと胎盤をつなぐ臓器である胎盤の事を「プラセンタ」といいます。
胎盤は栄養や酸素を赤ちゃんに届けるための臓器で、胎児の成長を促進させるたくさんの成長因子(タンパク質やアミノ酸、核酸、ビタミンなど)の栄養素が豊富な臓器です。
医療用のプラセンタは日本国内の産婦人科で健康な母親から得られた胎盤を使用し、ウイルスや細菌を高圧蒸気滅菌して作られたものです。
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出された成分の注射で、医療機関でのみ受けられる注射です。
元々慢性肝疾患における肝機能の改善として用いられている薬ですが、更年期障害に対する効果の他、アンチエイジングや美容効果のための効果を期待して注射しています。
費用は1本:1,400円(税込)、2本:1,800円(税込)です。
多岐にわたる効果が期待される一方で、人から得られた成分のため、プラセンタ注射を受けると献血の提供ができなくなります。
プラセンタ注射は長い歴史があり、注射自体に問題があるのではなく、感染症予防対策の一環として定められています。
患者自身が治療等にて献血を受けることは可能です。
あくまでも献血提供のみができなくなります。

自費診療費用

以下の治療は保険診療(3割負担)ではなく自費診療となるため、10割負担となります。

ピル・避妊

緊急避妊薬(ノルレボ錠)15,000円
緊急避妊薬(ジェネリックのレボノルゲストレル錠)9,000円
低用量ピル マーベロン、アンジュ、トリキュラー3,000円
月経移動1回3,500円
避妊リング挿入(FD-1)15,000円
避妊リング除去(FD-1)3,000円
避妊リング挿入(ミレーナ)32,400円
避妊リング除去(ミレーナ)3,000円

ブライダルチェック

ブライダルチェック
(超音波検査、子宮頸がん検査、クラミジア核酸検出、カンジダ検査)
20,000円

ワクチン

子宮頸がん9価ワクチン(シルガード9)29,000円
インフルエンザワクチン3,500円

妊娠反応

妊娠反応検査          2,000円

検査関係

性病検査     2種(クラミジア+淋菌)6,000円
4種(クラミジア+淋菌+梅毒+HIV)10,000円
6種(クラミジア+淋菌+梅毒+HIV+B型肝炎+C型肝炎)15,000円

その他

プラセンタ注射        1本1,400円
2本1,800円

診療項目

  • 産科
    妊婦健診・出産・産科手術・母親教室・乳児健診・両親学級・骨盤教室
  • 婦人科
    婦人科一般外来・子宮ガン検診・不妊症相談・更年期相談・ホルモン補充治療・思春期相談・受胎調節・避妊相談

※お身体のことで心配なことや不安を感じられましたら、ご相談ください。
里帰り出産も承ります。ご相談ください。

診療時間

診療時間
午前診
9:30〜12:30
午後診
17:00〜19:30

休診日:水曜・祝日

※ 毎週月曜日、土曜日は中野和俊医師になります。
※ 日曜日も診療しております。
※ 受付は診療時間の30分前から開始いたします。
※ 診療は予約制ではありません。

連絡先

TEL.0742-30-0039
FAX.0742-30-0036